と言えばニトロの虚淵さんが有名。ハッピーエンドにしたいのに話を書いている内にどんどん救いのない展開になってしまうというやつ。
実のところ私もバッドエンド症候群の気がある。好きな話、読みたい話、書きたい話はだいたい登場人物が理不尽な目に遭う。最後がハッピーエンドだとしても、その過程で絶望的なまでに登場人物たちが打ちのめされることが多い。
もともとハートフルと見せかけて絶望に叩き落とす所謂『ハートフルボッコ』というジャンルが好物で、そっちの傾向がある作品を探す癖がある。「これは鬱だ」と言われた作品は取り敢えず一通り見る。手元に置いておく。
『ぼくらの』『なるたる』が好きですと言うと、大体の人は理解してくれる。こういう趣味の人間なんだなと。
そんなわけで私の考える話は大方この傾向が強くなる。最初はほのぼのとしてたりみんなでキャッキャうふふしてるけどあることがきっかけで一気にどん底まで暗い展開になる、みたいな。読む人が読むと滅茶苦茶気分を害するような話を考えてしまう。
個人サイトに逃げた理由の大半は実はこの趣味趣向が関係している。人を選ぶようなものをSNSなんて場所に上げることは出来ないなと。だから引きこもって壁打ちで作品を上げていこうと。
千銃士は作品コンセプト的にハートフルボッコと滅茶苦茶相性が良すぎて正直困る。私の趣味趣向に合った話を無限に考える事が出来てしまう。危険危険。だから幸せな千銃士が好きな方の目に入らないように私の作品はここに隔離する。
ちなみに私がアニメ千銃士で一番好きな話は第4話。あれはハートフルボッコのスタンダードで凄く良かった。