マスターの家にはタバティエールがいる。一年前から一緒に暮らしている。
いつものように銃を磨いていたら、まわりに貴銃士たちが集まってきた。
見せて見せてとせがんでくるのでマスターは一旦手を止めて彼らにタバティエールライフルを見せてあげた。
ぬい貴銃士たちはタバティエールライフルに興味津々。
触ってみたり話しかけてみたり。タバティエールとコミュニケーションをとっていた。
「ますたー、これ俺も欲しい」
フォロワーさんからいただいたリボンを気に入った様子のシャルル。
「ごめん……私は不器用だからそういうのは作れないんだ……」
マスターが言うと、シャルルは残念そうにリボンをタバティエールに返した。
ぺたぺた ぺちぺち
貴銃士たちはタバティエールを飽きず触った。
「マスターちゃん笑ってないでそろそろ助けてくれ」
じっと黙っていたタバティエールが、遂に我慢出来ずそうマスターに訴えた。