二人がライバルになった時の話

例えば仲が良かったらコンビとして扱われる二人がお互いマスターが好きだとわかった時どうするか。喧嘩するのか譲るのか。ちょっと妄想してみたい。

①ブラウン・ベス、シャルルヴィル
絶対にどっちも譲らない。この「俺だけのマスター」2人組は。口喧嘩はしないだろうけど決闘はしそう。銃じゃなくて銃剣で。剣を交えながら自分の抱えていた想いとかマスターへの想いとかを言い合う。決着がついたら潔く負けた方が「マスターを絶対に幸せにしろ」って応援するだろうな。アオハルだねぇ。

②スプリングフィールド、ケンタッキー
喧嘩はしないし決闘もしない。一緒にいる時はいつもと変わらず仲良し。でもマスターがいる時は少しでも自分の方を向いてもらおうとアプローチをかける。「譲らない。正々堂々勝負!」が約束。マスターがどちらかを選んだ時は笑顔で祝福する。でもやっぱり悔しいからスフィーはシャルル、ケンちゃんはペン兄に泣きながら悔しいって吐露する。

③ケンタッキー、ペンシルヴァニア
ケンちゃんはあっさりペン兄にマスターが好きだと打ち明けるだろう。彼もマスターに気があることも知らずに。ペン兄は頑張れと応援するけど内心滅茶苦茶複雑なんだ。可愛い弟分の幸せのために譲るかもしれないし、卑怯だとわかっていても黙ってマスターを横からかっさらうかもしれない。相手が兄貴なら仕方ないとケンちゃんは諦めるけど誰もいないところで泣いてしまうかもしれない。

④ナポレオン、ラップ
ナポの方がラップに宣戦布告してマスター争奪戦勃発。ナポがマスターに近付くとすかさず邪魔をするラップ。静かな攻防。ナポがその気ならラップも絶対に譲らないだろう。だがもしもナポが「ラップはいい男だ。必ず君を幸せにするだろう」と譲ったら、ラップは拍子抜けてマスターへの想いを永久に自分の中に隠すかもしれない。らしくない行動は時に人を傷付けるものだ。

⑤イエヤス、ヒデタダ
間違いなくヒデタダがイエヤスに譲る。イエヤスと一緒になることがマスターの幸せだと思っているから。でもそれはイエヤスが納得しない。マスターの気持ちは誰にもわからないから。主と家臣? そんなものは関係ない。同じ男として正々堂々戦おう。一人の女性の愛を巡る最初で最後の2人の仲違いだ。

⑥シャスポー、タバティエール
タバティはシャスポーの気持ちをよく知っている。だから彼が自分の気持ちに気付いてしまった時はその時点で身を退くだろう。シャスポーはそれが当然だと思っているし、万が一にも彼にマスターを譲るつもりはない。でもマスターがタバティを選んだ時は「マスターを傷付けたら絶対に許さないからな」と釘を刺して彼に譲るだろう。それでマスターの笑顔と幸せを守れるのなら。

⑦サカイ、クニトモ
「お前とはもう二度と口きかへん!」と大げんか。基地でも作戦中でも言葉を交わさず、相手がマスターの隣にいる時は睨み付ける。最悪な状態。その空気に耐えられないのはキンベエとフルサト。二人とマスターにいい加減にしろとお説教をして丸く収めようとするだろう。三人を同じ部屋に集めて結局どうするのかと問うキンベエ。気まずい空気に二人は音を上げるだろう。

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