とある男たちのブルースを書いたのは

やっと前々から書こうと思っていた『とある男たちのブルース』を書き終えることができた。筆が遅い上にプロットを後から後から変える性格であるが故にこんなにも時間がかかった。NL4に出られることになったとしても間に合わなかったなこれ。

とある〜は完全に私の趣味で作られている。『男三人』が『謎の人物』に出会って『滅茶苦茶暴れる』というハイスピードアクションやコメディ映画にあるような設定が好きなんだ。ハングオーバーは最高に面白い映画だと思う。

そんなノリで書いたので正直内容は人を選ぶ。カップリングものではないし、夢要素もない。会話の中でマスターの色恋事情について語る場面はあるけれども。あのシーンはどうしても『キンベエパパ』を書きたいが為にプロットに組み込んだ次第。
余談だがタバティとレオは『マスターに恋人はいない』という会話をしているが、実はタバティとマスターは恋人で、レオはそれを知っている数少ない人物という裏設定がある。この記事を読んだ方はその設定を前提に読み返してみてください。タバティとレオがキンベエにバレないようバレないよう嘘をついている様がわかります。石鹸のくだりでもタバティは自分の臭いを気にしたり『マスターへのお土産』のこと考えている。

これを書くにあたり難しかったのは、この三人が互いをどう呼び合い、どんな会話を普段しているのかがわからないことだ。ゲームもアニメもチームの枠を越えた会話があまりなかったので手探りで書くしかなかった。年功序列ではないがキンベエ>レオ>タバティなんだろうなと考えながら書き上げた。間違っていたら随時直していく。

完全創作キャラであるトーマスとキャロルだが、この二人を三人に自然に絡ませるために細かな設定を作ることになった。トーマスは作中で生い立ちが書かれているが、キャロルは両親が他界していること以外明かされていない。明かしていないが年齢や性格やどこで働いているのかなどはきちんと設定がある。
あまり二次創作ものに創作キャラをぶっ込むのは歓迎されないかもしれないが、私は書いていて楽しかったし、こういう作品はどんどん増えていいと思っている。勿論常識の範囲内で。

創作キャラを入れる時、とうらぶの二次創作をした時もそうだが『原作のキャラクターの見せ場を絶対に奪わない』ということに細心の注意を払っている。創作キャラはあくまで原作キャラを引き立てるスパイスだ。トーマスというパワフル爺さんを入れることで積極的に前に出るタイプではない三人をグイグイ動かしていく。創作キャラは上手く作り込み、落とし込めば物語を面白くする仕掛けになる。加減は難しいが。

個人的に三人の格好いい見せ場は、レオはバーでキャロルの行方を男に質問しているシーン、キンベエは地下牢の少女とのやりとり、タバティは車から銃をガンガン撃つシーンだと思っている。

ところでタイトルのブルースだが、全くブルースは話に関係してこない。ただ単に「格好いいおっさんと言えばブルースだろ」というノリで付けたタイトルだ。CBのBGMはブルースが多いし(関係ない)

この話には後日談がある。NL4で手に取って頂いた方にペーパー配布する予定だった。これも書き上がり次第ブログにアップする。

タイトルとURLをコピーしました