ぬいがやってきた

真っ暗な箱に寝かされて、ガタガタゴトゴトトラックに揺られて。
辿り着いた先はまだ知らぬ場所。

箱が開かれ、明るい光が彼らを照らす。

そして箱の中を覗き込む逆光の影。

「ようこそ。小さな貴銃士さん」

貴銃士たちは見慣れない場所に戸惑いつつも、その人の嬉しそうな顔を見て、つられるようににこりと笑顔を見せた。

「これからよろく、ますたー」

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