ファンが同じ方向に歩めなくなったのはファンという集団としても、コンテンツとしても致命的である。様々な意見が飛び交い、私もそれに目を通してきた。その上で、ファンが全員幸せになれる道とそれを公式に上手く伝える方法がないか毎日黙考していた。机に公式宛の便箋を広げては、何を書いたらいいのかわからずペンを置く日々が続いた。
だが、どうやらそれは無駄な行為だったようだ。何か出来ないかと悩んでいた日々は、ただ無駄に時間と精神を削っていただけのようだ。
私は誰にも望まれていないのに自分で自分を追い込んでいた莫迦だったようだ。